INSEADから学んだ文化の作り方

以前Financial Timesで言及されたイベントに関して。
“Insead suspends MBA welcome week after initiation complaints”

<Sponsored link>

上記英文をググると記事全文を読むことができます。

(この記事、実はだいぶ前に書いたけど公開するか迷っていたものです。)

 

すごく簡単にまとめると、INSEADでは、新入生の伸びた鼻をへし折るためにいじめやハラスメントを伴うMBA welcome weekというイベントが35年間続いていたが、そこで被害を受けた4人の学生がフランス当局に訴えを起こしたというもの。

 

先にお断りしておくと、記事の内容について何が真実で何が誤りだとか言うつもりはないです。

ただ、もしかしたら永遠になくなってしまうかもしれないこのイベントから得た学びについて書いておきたいなと。

 

さて、上の概要や記事本文を読まれた方の反応は大方こんな感じかなと思います。

「よくある新人いびりだよね」

 

でも、実際には僕を含め多くの同級生がそうではないと思っていて、Welcome Weekは「とても重要な学びの場」「絶対に失くしてはいけない伝統」だと思っている。

 

何が言いたいかというと、強烈な賛否両論があるということ。

 

ビジョナリー・カンパニーという本をお読みになったことがあるだろうか。

様々な業界のトップ企業たちを比較して、時代を超えて存続する会社の条件をあぶり出した本で、その条件の中にこんなものがある。

 

「カルトのような文化」

 

つまり、熱烈な信者がいて、逆に馴染まない人は離れていくくらい強烈な文化のこと。(念のため、異常・異端といったいわゆるカルト宗教的な意味合いはまったくないです。)

実は入学前に別のビジネススクールの卒業生の方から「INSEADはカルトだ」と言われたことがあったのだが、あながち間違いでもないと思う。

それほど強烈な文化が卒業生の愛校心やコミュニティ内の繋がりの強さを生み出していて、正に僕が入りたいと思ったLifelong learning communityを形成している。

 

反対に、僕の知っている企業の多くは、100人中100人が「そりゃそうだよね」となる無難な理念や価値観を掲げている。

創業者などリーダーが尖った組織というのは間々あるのだが、時代を超えて生存するためにはいつか死んでしまう人ではなく組織文化がこれを備えている必要がある。

 

そういう意味で、「カルトのような文化」を持った組織に出会い、内側からその文化作りを体感できていることは、将来自分が作るべき組織を考える上で大切な学びになったというお話です。

<Sponsored link>


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です