ビジネススクールのスタディグループとは?

「ケーススタディ」と並ぶビジネススクールの代名詞といえば「スタディグループ」。ですが、INSEADに来るまでは「得意科目を教え合う??」という程度のイメージしかなかったんです。

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ビジネススクールには、必修科目をともに受講する
70-100人のクラスがあるんですが、

このクラスメイトをさらに5-6人ずつに分けたのが
スタディグループ。

 

スタディグループの扱いは学校ごとに様々ですが、

大きく分けて
①グループワークや課題を共同で取り組ませる学校
②あくまで個人学習の補完的位置付けとする学校
があります。

INSEADは前者。

つまり、スタディグループのパフォーマンスが
成績に直結するため、
メンバー(INSEADの場合は学校が指定する)や関係性が
この後の勉強、ひいては MBA生活に
非常に大きな意味を持つのです。

 

なお、グループワークでは
エベレストに登ったり(→シミュレーション)、
飛行機を作ったり(→ダンボール製の)、
積み木を組み立てたりします。笑

遊びのような内容だけに
性格の違いが如実に出て
とてもおもしろいです。

 

さて、
僕もここ1ヶ月間自分のグループで活動してきたので、
その様子と感想を少し書いてみます。

 

メンバーはこんな感じ。

 ①オーストリア人/戦略コンサルティング/28歳/男
 ②ポルトガル人/戦略コンサルティング/27歳/男
 ③インドネシア系オーストラリア人/業務コンサルティング/25歳/男
 ④フランス人/航空機材/30歳/女
 ⑤中国人/ヘッドハンティング/26歳/女
 ⑥僕(日本人/総合商社/32歳/男)

70ヶ国から集まるビジネススクールだけあって
国籍はバラバラ。

英語の発音もそうですが、
時間感覚とか、コミュニケーションの仕方とか、
「考え方の違い」を感じる場面がたくさん。

個人差やバックグラウンドの違いに
文化の違いが上乗せされて
拍車が掛かっています。

 

次に目につくのは、コンサル出身者の多さ。

INSEADはコンサルスクールといわれることがあって、
卒業後にコンサルに就職する人が多いのもさることながら
コンサルから来る人も多いのです。

彼らはモノゴトを表やグラフで体系化してまとめ、
議論をリードするのが得意。

僕にとっては新しい「モノの捉え方・考え方」に
触れることができて勉強になります。

 

そして次に目につくのは(いや、最初に気づいてる?)
僕がぶっちぎりの最年長ということ。。

ふだん年齢差を意識することはあまりないですが、

大学でエンジニアとビジネスのダブル専攻とかしていて、
しっかりお勉強して知識をつけた上に
頭の回転がとても速いヤングエリートたちを前に
度々、「がんばろ」と思わされます。。笑

 

そんな感じで優秀なチームメイトに恵まれたわけですが、
グループワークなどをしていると
いくつか思うところもあります。

 

一つは、Respectの意味合いが違うということ。

当初、グループで大切にすべき価値観を話し合ったとき、
皆が口を揃えて
「周りをRespectすること」
といっていたんですが・・・

実際にグループワークが始まると、

“I disagree”

と直球コメントが飛んだり、

明らかに議論についてきていない、
または、納得していない人がいても
強引に前に進めたり、

僕の感覚からすると
Respectしていないのではないかと
映る言動がちらほら。。

 

誤解を恐れずにいえば、

たとえ「行動」で相手を蔑んだとしても、
「言葉」にさえ出さなければ
Respectしている

と考えているようにも見えます。

 

最近、Organisational Behaviour(組織行動論)の授業
でも取り上げられたんですが、

言葉や感情をストレートに表現するのは、
Low context、つまり、文脈や空気を共有しない文化の特徴。

欧米にその傾向が強く、
逆に日本文化は極めてHigh contextです。

 

 

 

 

 

 

(出典: 「コミュニケーション学 その展望と視点」)

上記のような感情表現は
Low contextな文化では普通なのかもしれませんが、
相手や周りがHigh contextなら
違和感を感じるのも事実。

ここは、
High context文化を代表して
議論についてきてなかったり
意見があるのに言えない人に話を振る。
先回りしてメンバーをサポートする。

といったことを意識してやっていきたいなと。

 

もう一つ思うのは、
存在感・リーダーシップをいかに発揮していくか
ということ。

僕のグループのメンバーは
頭の回転が早く、
テキパキとモノゴトを処理して
前に進みたい傾向が強い。

その反面、
解答を急ぐことが多く、
正解のない議論は時間のムダと思っているのか
端折って無難に終わらせたがる傾向も見えます。

そんな時、

モノゴトを一歩引いた視点から冷静に捉えて
年の功を匂わせつつ、
英語が聞き取れないフリをしつつ、
待ったをかけて見落としに気づかせる。
より広い・深い議論を促す。

そういったことが僕の役割
なんじゃないかと思っています。

 

スタディグループ、思ってたより深い。

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