紛争中のイスラエル・パレスチナ自治区を訪問して

ここに書くのは僕個人の経験・結果論であり、これからイスラエル・パレスチナ自治区を訪問するかもしれない方々の安全は保障できないことをご留意ください。

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結論からいえば、行ってよかった。すごくよかった。

紛争という今までまったく知らなかった世界に触れて
答えはまだ出ていないながらも、これからの人生を考える上で
新しい視座を得ることができた。

 

そもそも僕がこの地を訪れたいと考えたのは、Banksyのウォール
アートを見たいと思ったことがきっかけ。

数年前にこの写真を見たとき、
・皮肉でユーモアの効いたイラストを通じて平和を訴える
・それをパレスチナ自治区を隔離する分離壁に描いてしまう
それが僕の心にドンピシャで突き刺さった。

人は何かに理不尽や不満を感じたとき、そこから生まれる
負のエネルギーをどこかにぶつけたくなるもの。
でも、できれば人を傷つけたくはないし、そもそもそれでは問題の
解決にならない。
そんなとき、発想を転換してそのエネルギーを発散してしまえたら、
きっと世界は少しだけ平和になる。

僕にはそういう気づきを与えてくれる作品。

 

また、ナタリー・ポートマン級のイスラエル美女を生で見たい
と思ったことも大きなモチベーション。笑
(当初、深夜特急を読んで印象的だったイランとも迷っていたが、
イスラエル 美女」とGoogle検索して一発で決まった。)

そして、調べるうちに
そういえばキリスト教(何気にミッションスクール出身ですし)
・ユダヤ教・イスラム教の3つ宗教の聖地だし、面白そう。

→でもパレスチナって「テロ国家」じゃ。。大丈夫か??
(本当に恥ずかしながら、パレスチナ=イスラム教のテロ国家
=イスラム国と同じ??的な浅薄なイメージしかなかった。)

→どうやらテルアビブはリゾートだし、イスラエルは基本的に
強力な治安部隊がいるので安全なよう。

 

しかし、訪問予定5日前のイギリス滞在中、トランプ米大統領による
エルサレム首都認定の発言。
続報でパレスチナ自治区でのデモやエルサレムでの殺傷事件などの
混乱を知る。

周りからもかなり心配されたし、死にたくはなかったので(笑)、
最悪パレスチナ自治区は訪問せずテルアビブに延泊しようと
覚悟してイギリスを発つ。

その後、テルアビブで出会った旅行者らから情報を収集し、
デモに近づかなければ大丈夫そうとのことで
エルサレム・ベツレヘム(パレスチナ自治区)行きを固める。

実際に行ってみての感想はこんな感じでした。

 

ベツレヘム

1. 基本的に治安がいい
 イスラエル人とパレスチナ人が共存するエルサレムと違って
 ここには基本的にパレスチナ人と観光客しかいないからか、
 治安はむしろ良い印象
 夜道を一人で歩いていても身の危険を感じるシーンはなかった

2. フレンドリーなパレスチナ人
 夕食後にぶらぶら歩いていると、土産物屋の前でおっさんが
 空手ポーズしてる笑
 無視するわけにいかないので「空手でしょ?」というと、
 マシンガンのように話してくる
 別に強引にものを売りつけてくるわけでもないので、
 商売する気はそこまでないらしい
 挙げ句の果てに、エルサレムに住む日本人女性(ユウコさん)と
 友達だといって電話をかけ、僕に渡してくる

 ユウコさん「・・・こんにちは」
 僕「あ、はじめまして。道歩いてたらなぜか紹介されまして。」
 的な感じ笑

 ユウコさんはこちらでダンサー兼アートハウス?エアB&B?経営を
 やっていて、
 翌日はそのアートハウスにちょうどエルサレム在住の日本人を含む
 数人が集まるとのことで、
 いずれにせよエルサレムに宿泊予定だった僕は
 図々しく参加していただいた笑

 皆さん「・・・誰?」
 僕「あ、通りすがりの旅行者です」
 みたいな感じで笑

 でも温かく受け入れてもらったし、
 ケーキやドーナツをご馳走になり、イスラエルとパレスチナ、
 ユダヤ教とイスラム教のことなど色々と話を聞くことができた
 こんな不思議でステキな出会い、旅じゃなきゃ得られない

3. 多少なりとも闇も垣間見た
 タクシーに乗っていると遠くに煙が
 聞くと火炎瓶や催涙ガスとのこと
 催涙ガスは本当に曲者で、くしゃみや鼻水が止まらない、
 目が痛い、喘息に至っては発作気味な状態がこのあとタイに行って
 しばらくするまで続いた
 受けた相手によっては殺人兵器にすらなりうると思う
 その後、分離壁近くの現場に行ってみると、石や火炎瓶のガラス
 が落ちていた

 街の若者が優しいがどことなく根暗だったり、
 鬱憤が溜まってそうな者もいる(タクシー運転手の溜まり場で
 値段交渉している時に、ブリキの棒を持って現れた若者がタクシー
 を叩いたり、その相方がタクシー運転手の胸ぐらを掴んで僕に見せ、
 ”see, I am strong.”といっていた。
 そうなった経緯はアラビア語だったので聞き取れなかったが)

 分離壁沿いを歩くと、壁の上に設置された物見台からイスラエル兵
 がこちらを見ており、目が合う
 ちょっと変なことをしたら打たれるんじゃないかと、
 背中を向けて歩いてるときなんかはすごく不気味な気分になる

 

エルサレム

1. 銃持った兵隊がふつーにそこら中にいる
 慣れないと銃口の方向がすごく気になる

2. 女の子、かわええー(特にイスラエル兵

3. ユダヤ教徒のもみあげと頭に乗せた皿が気になる

4. 混乱の中心ダマスカス門
 その先にあるのはアラブ人が商売をする地下街と、さらに奥には
 ユダヤ教徒の巡礼地である嘆きの壁
 ユウコさんに聞くまで知らなかったが、ここは二教徒が交わる場所
 すなわち騒動の発端となる場所とのこと
 言われてみれば確かに、イスラエル兵が常に睨みをきかせていた

 

そしてヨルダンに移動してから、
前日まで滞在していたエルサレムやヨルダン川西側でイスラエル軍と
パレスチナ市民の衝突があり数名の死亡者がでたことを知る。

なんだかな。

宗教って、人生を豊かにするためのものじゃなかっただろうか。
何かを信じることで犠牲にするものが大き過ぎないだろうか。
と言ってはみても、多くの日本人にとって信仰が「選択」なのに
対して、ここの人たちにとっては「アイデンティティ」なんだと
いうことを、軒先で延々と歌い続けるユダヤ教徒の家族たちを
見ながら思ったことを思い出す。

イスラエルとパレスチナ・ユダヤとイスラムがこれからどうして
いくべきか、それを僕の人生でどう表現していくかいまははまだ
整理がついていないけど、
自分の目で見たものをしっかり記憶に留めてこれからじっくり
考えていきたいと思っています。

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