INSEAD合格までの道のり

準備に要した時間:2,000時間超
      費用:約230万円
遠征:5回(IELT受験@山梨・長野、学校訪問@イギリスx2・フランス)
・・・お世辞にも楽とはいえない道でした。

<Sponsored link>

人知れずMBA受験を決意した2014年末から、INSEADに合格した2017年5月までの道のりを記します。

 

<おおまかな受験スケジュール>
TOEIC880点(2010年当時)レベルからスタート

2014年
10月にTOEFLを受験。PCに向かって話すSpeakingが生理的に嫌いだったこと、留学経験からアメリカ英語よりイギリス英語に慣れていたこと、ならびに、受験予定校がいずれもIELTS受入校だったことから、IELTSへの切換えを決断。

2015年
1月からIELTS受験を開始。10月までに8回受験してスコアが揃ったため、11月からGMATの勉強を開始。

2016年
前半はGMAT勉強に大半の時間を割きつつも、4月からカウンセラーを起用してCV作成、5月にINSEADシンガポールキャンパスを訪問等 出願準備を開始。
7月には出願校(Cambridge Judge・Oxford Said・INSEAD・(HEC Paris))をほぼ定め、エッセイのネタ出し・推薦状の準備に着手。
GMATが合格レンジに入ったため、10月にCambridgeの2nd roundで出願。インタビュー前のWait listに入ったため、熱意を伝えるために12月にキャンパス訪問。
併せて、Oxford・HEC・INSEADキャンパスも訪問。

2017年
1月にOxfordに出願し、2月末にインタビューのため再び渡英。3月上旬にオファー。
直後にINSEAD出願。ビデオインタビュー、卒業生2名とのインタビューを経て、5月末にオファー。

 

<費用(230万円)内訳>
・IELST関連:約45万円
・GMAT関連:約50万円
・エッセイ&インタビューカウンセリング:約110万円
・キャンパス訪問:約15万円
・出願:約10万円

結果が出たこと、ならびに、自分の知能・英語力を前提に、比較的にリーズナブルな使い方だったかと。削減余地があったのは、IELTSのBritish Council・遠征、質が低いor合わないカウンセラー(エッセイ・インタビューともに)費用で40万円くらい。一方、キャンパス訪問でマイル使用・友人宅に宿泊、インタビュー練習では友人知人(イギリス人・日本人ともに)が無料で何度も相手をしてくれたことで結果的に大きく節約できた。友人知人に感謝感謝。

 

<スコアメイク:IELTS>
2015年
1月 IELTS受験① 6.0(L6.0, R7.5, W5.5, S5.0)
   British CouncilのIELTS講座を受講
4月 IELTS受験② 6.5(L7.5, R7.0, W6.0, S6.0)
6月 IELTS受験③ 6.5(L6.5, R7.0, W5.5, S7.5)
   IELTS受験④ 7.0(L7.5, R8.0, W5.5, S6.5)
   W/S対策を始める(Cafe talkのKevin, オンライン英会話My tutor)
8月 IELTS受験⑤ 7.0(L7.0, R7.0, W6.5, S7.5)
9月 IELTS受験⑥ 7.5(L8.5, R7.0, W7.0, S7.0) 山梨遠征 → 出願スコア
   ※リマークの間、受験を継続。
   IELTS受験⑦ 6.5(L6.5, R6.0, W6.5, S6.5)
10月 IELTS受験⑧ 7.5(L8.0, R7.5, W7.5, S6.5) 長野遠征
   ※プラス2回分予約済みだったがスコアが揃ったため放棄

・Writing
始め数か月はテンプレートを使用するも一向にスコアが上がらず。(今思えばここで時間をかなり無駄にした。)Café talkのKevin(元IELTS試験官)と出会い、
ボロクソかつストレートなフィードバックにキレそうになるのを必死に耐えながら、5-6回のSkypeレッスンで自分なりのスタイルを徐々に確立した(自分流サンプルエッセイをいくつか作成)。また、語彙・言い回しを増やすために、ブログ等で見つけたサンプルエッセイから使えそうな表現をパクりテーマ毎に纏めた。
・Speaking
序盤にKevinの模擬面接を受けるも、セクション2ですぐにネタが尽き残り時間だんまりしていると冷たーいフィードバックを受ける。その後、セクション2のテーマをネットで手当たり次第に漁ってwordにストックし、毎朝晩に各2-3テーマを一人ブツブツ練習。テーマ毎にネタをストックして自分のスピーチを録音し通勤時に聞いた(自分の声を聞くのは気持ち悪い)。また、オンライン英会話(コストを考慮してフィリピン人講師メイン)で週に数回実践練習。Kevinは最初と最後の確認に使った。
・地方受験
IELTSはW/Sの採点が試験官によって行われるため、周りの受験生のレベルが(東京と比較して)低い地方で受験すると相対的にスコアが高くなりやすいという噂を聞きつけ、山梨・長野に遠征。セキュリティチェックがスムーズでストレスが少なかったのと気分転換にはなったがスコアは上がらず。あまりオススメはしません。笑
・リマークの活用
前述理由により採点の質にバラつきがあるように感じる。実際、僕もリマークでW/Sどちらかは1点繰り上がったので感覚とスコアが異なる場合はおすすめ。

 

<スコアメイク:GMAT>
2015年
11月 マスアカを購入して勉強開始
2月 OGでVerbalを開始
2016年
3月 YESを受講開始(24回)
4月 マスアカ中川先生のMath講座を受講(以降、7月頃まで不定期で7回程度)
5月 Affinity RC講座を受講(週1×4回)
7月 GMAT受験① 530(V18, Q46)
8月 GMAT受験② 570(V22, Q47)
9月 GMAT受験③ 630(V25, Q50)
10月 GMAT受験④ 660(V30, Q50)
11月 GMAT受験⑤ 670(V32, Q49) → 出願スコア

・Math
OGマラソン(※)、マスアカ講座、その他知人等から入手した模試を解いた。元々、大学受験未経験かつ文学部出身で基礎固めに時間を要したが、マスアカテキスト・OGマラソン・マスアカ講座を集中的にやったおかげで50レベルを取れる実力が身についた。本番では、難易度を見極めて、自分の実力では解けない51レベルの問題(一見簡単に見えるものもある)にスタックしすぎず、時間を効果的に使うことが大事だったように思う。
(※)OGのPS/DS全問を数日丸々かけてひたすら解く(食事中も解く)。英語で数学を解くことに慣れる、問題を見て難易度(OGでは概ね順番に並んでいる)がある程度判断できるようになる効果が期待できる。
・Verbal
最後まで足を引っ張った。大学受験経験がないこと、TOEFLより単語が簡単なIELTSを受験していたことで単語力に不安があったので、AGOS中山先生の「GMAT重要単熟語」をひたすら繰り返した。
科目別には以下の通り。
CR:なぜか当初から得意だったのでOGやKaomanfenで過去問を解いたのみ。
RC:読解力・単語力に苦手意識があったため、戦略的に解く必要性を感じAffinityに通った。勘所を養う上では役に立ったが、メモを多くとる&一問ずつ本文に戻る方法では時間が足りないと感じ、結局、展開を意識しながら本文をじっくり一度読み、そのまま通しで問題を解くスタイルに落ち着いた。スコアは安定しなかった。
SC:塾によって解き方が異なること、GMAC側が文法のロジックを更新し続けていることから、完璧な塾や解法は存在しないように思う。自分の場合は複数の解法を使い分けるほど器用でないと思ったので、吉井先生のダンディズムを信じて解けない問題は解けないと割り切ることに決めた。スコアは最後までばらついたが、当初から比べれば飛躍的に底上げすることができた。

 

<出願準備>
受験校の情報収集・選定:
・始めはAGOS夏祭り等で幅広く調査して志望校群を選定。その後、興味のある学校のイベントに参加。並行して知人の伝手などをたどりOB/OG訪問。仕上げにキャンパス訪問。このプロセスを通じて受験校を絞っていった。
・MBAの目的に鑑み、ダイバーシティ重視だったので、かなり序盤で非米国校に絞った。また、どうせ行くなら大学或いはビジネススクールとしての知名度が高い学校に行きたいと考え、説明会やキャンパス訪問の印象を踏まえてCambridge・Oxford・INSEADに決定した。
・INSEADは圧倒的なダイバーシティ、無国籍複数キャンパス、受験を通じて出会った方々のユニークさなど刺激に溢れる点が進学の決め手となった。

キャンパス訪問:
・Cambridge
2016年12月にWait list対策で実施。その後、キャンパス訪問も踏まえた追加エッセイも提出したがそのまま不合格となったので結果論ながら効果はあまりなかった模様。
・Oxford
同じく2016年12月。アドミスタッフとの面談・日本人在校生との交流を通じて、ダイバーシティを受け入れる懐の深さ・Oxford大学の教育哲学を理解することができて非常に意義深い訪問だった。
(それまでは金融と社会起業に力を入れる意図が理解できなかったが、一気に志望度が上がり、思い入れを込めてエッセイを書くことができた。)
・HEC
同2016年12月。Visitイベントに予約していたが、テスト前で学生が集まらないとの理由で突然中止になり、代わりにアドミスタッフとの面談・日本人在校生との交流を行った。結局出願しなかったが、皆親切に応対してくれた。
・INSEAD
2016年5月(シンガポール)・12月(フォンテーヌブロー)。シンガポールではVisitイベント(説明会・授業)に参加、フォンテーヌブローでは事務局と面談を行った。その他日本人在校生との交流やラグビー部練習への飛び入り参加。
熱意・コミットを大切にする学校と感じており一定の効果はあったように思う(特にラグビー部参加などネタになった)。

カウンセラー起用:
・Reve
田中さん(夫)と日本語で深堀りしてCecilia(妻)と英語に落とし込む、これを2人の密なコミュニケーションでスムーズに行うことを期待した。が、実際には2人のコミュニケーションは良くなく引き継ぎが不十分で二度手間になったこと、田中さんは聞き上手な反面深堀りの相手に向いていないと不満を感じた。結果的に、2人のコミュニケーションでやや揉めた出来事をきっかけに、CVを作成したところでEdに切り換えた。
・江戸義塾
常にPositiveかつConfident、そしてPassion溢れる対応で励ましてくれる愛すべきおっさんEd(面接練習では良く寝る)。曖昧・ロジックが繋がらないことはストレートに疑問を投げかけてくれるのでしっかり深堀りできる(結果的に深堀りは英語でも全く問題なかった)。また、コミットを示して自分の意思・方針を伝えれば必ずフルサポート&応援してくれる。自分の名前がEfになっていたり(笑)たまに雑だが、メールの反応速度は超人的で高いProfessionalismを感じる。一方、とにかくクライアントが多いこともあり、スケジュール管理や志望校選定などトータルなカウンセリングを期待する人には合わないと思う。

エッセイ:
・最初に出願したCambridgeは、自分のコアとなる価値観・ストーリーが不明確なまま書いたこと、質問が比較的オーソドックスかつ淡泊だったことから、しっかり自分の色を出すことができなかった点が大きな反省。結果、インタビュー前のWaitとなり、(Campus visitや追加エッセイ&レコメン提出など対策したが)そのまま不合格となった。
この失敗を経て自分の価値観探しを続けたこと、その後出願したOxford・INSEADは逆に自分らしさを出さなければ書けない質問だったことから、最終的に納得感の高いエッセイを仕上げることができた。
振り返ってみれば何度か耳にしたアドバイスだったが、①質問数が多いand/or突っ込んだ質問がある学校から取り掛かること、②志望度の高い学校は可能な限り2校目以降に取り掛かること、が大事だと思う。自分はこれを肝に銘じなかったことで失敗から学ぶことになった。
・挑戦心・オープンマインドと失敗から学んで成長してきたこと(1度目の就活で全ての会社に落ち、2度目は150社を訪問して比較したなど)、商社での幅広い経験(領域・地域・業界)を強調した。

推薦状:
国内・海外に滞在中の元上司2人に依頼。ともに日本人かつ社内ということでダイバーシティにやや懸念あったが、相談段階からタイミングや手順を熟慮して(時にはカウンセラーの口を借りて)戦略的にコミュニケーションをとったことで、本来であれば推薦者が進んで言いたくないこと(推薦者自身が失敗したなど)も盛り込んでもらうなど最終的な質の高さにはすごく満足。
予定外だったのは、遠隔コミュニケーション、推薦者とカウンセラーの考え方に違いが生じて板挟みになるなど、想定以上に時間がかかった点。早めに始めておいて本当に良かった。。

インタビュー:
・始めはEdやMatthewなど熟練のカウンセラーを使ってMBAインタビューのポイントを押さえた。並行してネタを箇条書きに整理。忘れたくないキーワード以外は敢えて日本語で纏めることで、準備した文章の棒読みになることを避けた(日本語と英語では文法も違うので、思い出して翻訳すればちょうど良く考えてる風になるはず笑)。
・ある程度コアストーリーが固まったらイギリス人の友人・受験仲間・Lauren・Café talk(Maria)などで数をこなし、ロジックをブラッシュアップすること、ネタの幅を広げることに注力した。
・同じ相手と回数を重ねると先方が自分のネタに慣れてくる(=粗い説明でも理解できてしまう)ため、Café talkやスキマトークで初見の相手を探し、説明のペースや細かな説明方法の見直しを行った。
・どうしてもやる気が出ない時はスキマトークで美女を探し英語で世間話をした。笑

 

最後に・・・

一部の短期間ですべて順調にいく方を除いて、MBA受験で一番大切かつ貴重なのは長期間に亘ってメンタル(もちろんフィジカルも)をコントロールしながら自分と向き合い続ける機会?試練?を得られることだと思います。
ながーい受験の中で、スコアが出ない、不合格通知をもらう、仕事にコミットできない、女の子にフラれる(笑)など色んなことがあり、日々、今日はもう勉強やめてゆっくりしようかな、このままスコア出なかったら・・・、スコアが出ても結局受からないかも(だったらこんなに辛い勉強を続ける意味あるのか?)、MBAに行っても理想のキャリアは歩めないかも(だったらMBAに行く必要あるのか?)、頑張らなくても今の会社で全然いい暮らしできるじゃん、自分の人生はいったい何なんだ?、MBAに行くってわがままで家族や周りを振り回してるのでは(やめればすべて丸く収まるじゃないか)、と何百回も弱音や疑問が湧いてきました。
自分に100%勝ち続けることは不可能ですし、僕自身何度も負けました。
それでも夢を叶えるためにMBAが必要との考えが変わらなかったので最後まで続けましたが、自分と向き合い続けて、たった一回の人生をどう生きたいのか?自分の幸せの価値観は何なのか?という答えを見つけ出すことができれば、負けても諦めても切り換えても良いと思います。
MBA受験を経て皆さんが成長し、少しでもより良い人生を送られることを心からお祈りしています。

<Sponsored link>


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です